見栄子さんのヨーロッパのバックパッカーの旅はまだ二日目です。ドイツのビュルツブルグという街に到着しています。ビュルツブルグはドイツの中世から栄えた街で日本人にも有名な『ロマンチョック街道』の出発地点になるんです。
みなさんは鉄道で街道を進むケースが多いのでしょうが、今回はバスが出ているので、それに乗って旅をすることにしました。その前に本日の宿泊先探しからです。日本から用意するリストに書き忘れていましたが、『地球の歩き方・ヨーロッパ編』という旅行ブックは持参してました。すみません。
中世の街『ビュルツブルグ』
『地球の歩き方・ヨーロッパ編』よりドイツ・ビュルツブルグを探して日本人に人気のあるホテルをあたることにします。駅の前がホテル群になっているのでお目当のホテルはすぐに見つかりました。ロビーが2階にあるホテル。ロビーで1泊宿泊出来るかチェックしてもらうと空きがありました。なんという幸運。喜。
チェックインが15時なので、それまで観光することにします。そうそうロマンティック街道のバスチケットも明日の便で取れたので今日しか時間がありません。
ロマンティック街道の見所は何と言っても中世ドイツの古城巡りとその街並みの美しさ・そして自然と流れるライン川です。ビュルツブルグにも古城があります。『マリエンベルグ要塞』です。綺麗です。行って帰るほどの時間もないので、近くから眺めて少しゆっくりしたらチェックインのもう時間。
チェックインを済ませ、休憩とシャワーです。やっとシャワー。大阪の伊丹空港出発からですから、丸2日間シャワーに入っていません。ゴロゴロとベッドでゆっくりします。気がつくともう夜です。近くのレストランに食事に行きます。手軽な店が数件あり、外で食事の出来るお店に入りました。ウインナーとじゃがいもの蒸した料理・なんていうのかな。と飲料でゆっくりします。夏といっても、結構な肌寒さで長居ができる感じでなかったので早々にホテルへ。ぐっすり寝られました。
朝は快適に目が覚め、素晴らしいドイツの朝食にありつけました。嬉しい。どんなどんな食事だったか記憶が薄れてきてますが、『パン・クロワッサン・卵とベーコン・サラダもありました。』日本でいうところの洋食のブレックファストでしたね。朝8時30ころのバスの出発でしたので、急いで支度をして乗り込みました。
ロマンティック街道のバスの中は結構な日本人の数です。ヨーロッパの方たちも乗っていて、結構な数の乗員です。見栄子さんと同じように日本人でバックパックしている人も多数。さすが人気のコースです。『ビュルツブルグ〜ローテンブルグ〜ディンケルスビュール〜ネルトリンゲン〜アウグスブルグ〜終点はフュッセン』。
朝に出て夕方の18時くらいにフュッセンに着くコースです。ちなみにフュッセンも宿泊ホテルは押さえてません。到着は夕方だし、どうなるんだろう?もう、今夜の宿の心配をしている見栄子さんです。笑。
城塞都市『ローテンブルグ』
お昼頃にローテンブルグに到着しました。城塞都市だけあって城塞の中は綺麗な街です。外は城壁があって、草原?みたいな雰囲気です。外と中で全然違う世界です。昼食をバスの中で知り合った日本人たちと取ることになりました。とにかくみんなエネルギィッシュで元気です。みんなハイになっているのもあるけど、見栄子さんが初日、ホテルが取れなかった話もただの笑い話。結構みんな野宿とか普通にしてます。さすがバックパッカーたち。
みんな水が欲しいみたいで昼食後、ストアーへ。水がない。炭酸水ばかりです。外国人たちは普通に炭酸水を買って行きます。流石に味のない炭酸の水は飲めないですよ。休憩時間も終わり、バスへ乗り込みます。見栄子さんは数日の旅の疲れで寝入ります。残念。そのあとの街の記憶はありません。唯一きれな景色(川沿いにある古城の風景)だけはバスの中から見たくらいです。あとはバスから降りませんでした。
終点のフュッセンの街
到着です。時間は18時過ぎ。どうする?どうする?バスの中で日本の方々の話でフュッセンには有名なユースホステルがあるとのこと。格安でドミトリーに泊まれるらしい・・と情報を仕入れます。さすが、みんな情報交換が活発です。なるほど。こうやって次に行きたい街の情報やホテルの感想を仕入れるのね。程なくユースホステルに宿泊することが出来ました。6人部屋。外人もいます。夕食・朝食込みで日本円でだいたい4500円くらい。安いです。
ロマンティック街道の最終地点はスイスのカウベル・アルプスの雰囲気のある街です。そして世界でも有名なお城『ノイシュバインシュタイン城』があります。明日山の上にそびえるノイシュバインシュタイン城・別名『白鳥城』へ登りたいと思います。今夜もベッドがあり、快適です。旅のポイントはやっぱり宿泊先と食事がきちんと確保できるかですね。ほんと。